(その1 なぜ必要か? > その2 何ができる? > その3 創造現場の今)
話しているうちに、論点を忘れてしまうこと、ありませんか?
会議の内容があまりにも複雑で、思考が停止すること、ありませんか?
話していることや考えていることを「ビジュアル化」できないと、会議は時に、とても難しいものになってしまいます。
特に、創造的で生産的な話し合いの場では、新しいアイデアをぼや〜っと想像したり、発言者の思考背景をおそるおそる推測したりしながら、話すことが多いものです。曖昧な情報の中で会議を進めていくには、図やイラストはとても頼もしく、思考や発想を助けてくれることでしょう。
文字に加えて、図やイラストなどで表現することは、ビジュアルデザイン、グラフィックデザインの分野において長い間、展開されてきました。そのビジュアル化の技術を、ワークショプや会議の現場で_リアルタイム_に行う技法として、「ファシリテーション・グラフィック」というものがあります。
話していることや考えていることを「ビジュアル化」できないと、会議は時に、とても難しいものになってしまいます。
特に、創造的で生産的な話し合いの場では、新しいアイデアをぼや〜っと想像したり、発言者の思考背景をおそるおそる推測したりしながら、話すことが多いものです。曖昧な情報の中で会議を進めていくには、図やイラストはとても頼もしく、思考や発想を助けてくれることでしょう。
会議をビジュアル化する
文字に加えて、図やイラストなどで表現することは、ビジュアルデザイン、グラフィックデザインの分野において長い間、展開されてきました。そのビジュアル化の技術を、ワークショプや会議の現場で_リアルタイム_に行う技法として、「ファシリテーション・グラフィック」というものがあります。
ファシリテーション・グラフィックの例 |
ファシリテーション・グラフィックは、アメリカで1970年代からワークショップや会議などで活用されてきました。図のように、大きな模造紙を使い、色彩豊かに、情報を構造的に記述していきます。(下記事例参照)
ただの“キレイな記録”でなく、チーム力を引き出し、実行力を高めるためのコミュニケーション手法として、注目されています。
会議をビジュアル化する4つのメリット
(「ビジュアル・ミーティング」デビッド・シベット著 を参考に、経験から得た知見を付加しています。)1. 参加意識を向上させられる
- 参加者は、自分の発言が書きとめられると「聴いてもらえた」「存在を認めてもらえた」と感じ、主体的に話し合いに関わるようになる。
- また、専任の記録者がいることで、自分でとるメモを最小限にして、その場で起こっていることに集中することができる。
2. 全体の関係性が把握できる
- 書きだされた内容を比較したり、隠れた法則性を見出したりしながら、情報を整理することで、広い視野で情報を捉えることができる。
- 広い視野で「より大きな全体」を意識しながら情報を整理できるので、参加者の思考のレベルが向上する。
3. 記憶が共有化される
- リアルタイムに情報を視覚化できれば、視覚化された内容と発言された背景を重ねあわせて記憶することができる。
- 参加者の言葉、アイデアを適切なフレームワークに落としこめば、参加者の記憶として定着する。
- 記憶が定着すれば、課題が強く意識され、実行が促進される。
4. 属人性が消せる(※特に日本人の場合)
- 発言した人間よりも、発言の内容(論理)に注意が向くようになる。
- 声の大きい人、話の長い人、年齢や地位が上の人の意見でも、一つの意見として対等に扱うことができる。
事例の紹介
さまざまな会議で、セッションで、フォラームで、人と人を結びつけ、チーム力を拡大するために、グラフィックが活用されるようになってきています。グラグリッド社で実施したファシリテーション・グラフィックの一部をご紹介します。
「仕事の仕方を変える~ICTツール、意識、コミュニケーション~」セッション |
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「企業が本当に良いと思っているモノを、 消費者、そして社会へどう伝えるべきか?」 クレイジー・アイデア |
「福島の未来はどうあるべきか?」セッション |
「企業が本当に良いと思っているモノを、 消費者、そして社会へどう伝えるべきか?」 セッション |
Be visual! |
ビジュアルで考えること(その2)へつづく。